かなふくな日々ブログ

NEW 社長のブログ 2025.05.05

最期の知らせをどう伝えるか——訃報連絡の心得

最期の知らせをどう伝えるか——訃報連絡の心得

はい こんにちは。葬儀のかなふく、鈴木です。

 

お葬式の準備の中で、必ずしなければならないのが「訃報の連絡」です。

 

誰に、どのタイミングで、どのように伝えるか。

 

この「最期の知らせ」は、ただ情報を伝えるだけではなく、故人さまとのつながり、そして受け取る相手の気持ちにも配慮が求められます 

 

今回は、葬儀の現場に立ち続けてきたぼくの経験をもとに、「訃報連絡で気をつけたいこと」をお話ししてみたいと思います。

 

 

最初の連絡は、電話で

 

最近は、LINEやメールでやりとりをするのが当たり前になってきました。

 

ですが、最初の訃報連絡は、やはり電話が基本です 

 

ご高齢の方や親しいご友人ほど、「声で伝える」ことの重みを感じ取ってくださるもの。

 

それに、どんなに丁寧な文章を書いても、文字ではニュアンスが伝わりにくいんですよね 

 

「どんな最期だったのか」

「生前どんなことを話していたか」

 

このようなエピソードを、簡単にでも自分の口から伝えると、受け取る相手も心の準備がしやすくなります。

 

誠意というのは、声に乗るんです 

 

そして、この時点で「家族葬で行う予定です」ということも伝えておくと、相手も落ち着いて受け止めやすくなります。

 

 

 

訃報を受け取る立場になったら

 

逆に、自分が訃報を受け取った場合はどうでしょうか。

 

まずは「お悔やみの言葉」を、ていねいに伝えましょう。 

 

そして大切なのは、相手が話すまでは、こちらから詳しいことを聞きすぎないことです。

 

「どうして亡くなったの?」

「入院してたの?」

 

…などと、立ち入った質問をしてしまいがちですが、そこはグッと我慢。

 

話すかどうかは、相手のタイミングです。

 

相手の心に寄り添うことを大切にしたいですね 

最期の知らせをどう伝えるか——訃報連絡の心得

訃報連絡は何を伝えるかで3パターンに分かれる

訃報の連絡には、大きく分けて3つのパターンがあります。

 

① 故人の死を知らせ、葬儀の案内もする(参列を促す)

昔ながらの「一般葬」に近いかたちです。

 

通夜・葬儀の日程を案内し、「ご都合がよろしければご参列ください」とお伝えするスタイル。

 

家族葬が増えたとはいえ、「お世話になった方にきちんと送ってもらいたい」という気持ちがあれば、このような訃報連絡になるでしょう。

 

② 故人の死は知らせるが、葬儀の案内はしない(参列辞退)

近年、家族葬が主流になってきたことで、よく見られるかたちです。

 

「家族だけで葬儀を執り行います」と伝え、参列は辞退する。

 

ただし、ここで大切なのは「伝え方」。

 

「家族葬だから来ないでください」ではなく、

 

「故人の生前からの遺志で…」

「ご案内したいお気持ちはあるのですが…」

 

…などといった、相手を思いやる表現が必要です。

 

③ 故人の死を、葬儀後に報告する(事後報告)

訃報を葬儀後にお知らせする場合は、文書やはがきなどでお伝えすることが多いです。

 

たとえば、「令和◯年◯月◯日、父◯◯が永眠いたしました。生前のご厚情に心より感謝申し上げます」など。

 

忙しさや、気力が追いつかなかったという場合でも、このように「事後報告」というかたちであれば、ご縁を大切にしながらご挨拶ができます。

 

 

迷ったら、伝えるべき

訃報連絡でいちばん多い相談が、「この人に伝えるべきでしょうか?」という迷いです。

 

ぼくの答えは、だいたい決まっています。

 

「迷ったら、伝えましょう」。

 

なぜかというと、あとから…

 

「どうして教えてくれなかったの?」

「最期に一目会いたかった」

 

…と言われることがあるからです 

 

もちろん、葬儀に参列してもらうかどうかは別として、ご縁のあった方には、故人さまのことを知らせておく——それだけで、相手の心の整理にもつながるんです。

最期の知らせをどう伝えるか——訃報連絡の心得

家族葬でも、伝え方次第で気持ちは届く

家族葬というスタイルを選んだ場合、「あの人に言ったら来ちゃうんじゃないか」と気になる方もいるかもしれません。

 

でも、訃報を伝えるのは、「葬儀に来てもらうため」だけじゃないんです 

 

故人さまと親しくされていた方との「最後のご縁」をつなぐのが、喪主の務めでもあるのです 

 

「今は会えないけれど、伝えておきたかった」

「感謝を伝えたいと思っていた」

 

そういった気持ちが相手に届けば、それでいいのだと思います。

 

 

おわりに

訃報連絡というと、何を、誰に、どうやって伝えるか――形式的な話に聞こえるかもしれません。

 

でも、本当に大切なのは、その「伝え方」の奥にある「心」なんですよね。

 

声で伝える、言葉を選ぶ、相手の立場に立つ。そうしたひとつひとつが、故人さまを想う「送り方」につながっていきます。

 

葬儀のかたちは変わっても、人の気持ちの根っこは、きっと変わらない。そんなふうに思います 

最期の知らせをどう伝えるか——訃報連絡の心得

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ご葬儀や仏事についてご相談があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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