かなふくな日々ブログ

NEW 社長のブログ 2025.08.04

葬儀の地域風習。ところ変わればあんなしきたり、こんなならわし

葬儀の地域風習。ところ変わればあんなしきたり、こんなならわし

皆様こんにちは

 

神奈川県相模原市の葬儀社・神奈川福祉葬祭(葬儀のかなふく)の鈴木隆です。

 

同じ日本でも、地域が違えば葬儀のやり方やしきたりはガラリと変わります 

 

相模原には地方出身者の方も多いので、葬儀屋さんの仕事をしていると、「え!? そんなことするんですか?」と、葬儀の地域風習の違いに、目を丸くすることがあるんです。

 

今日はそんな、ちょっと驚くけれど、その地域ではあたり前に行われているお葬式の風習についてご紹介します 

 

どれも実際にぼくが体験したり、同業者仲間から聞いた話ばかり。葬儀の奥深さ、そして土地の文化の豊かさを感じていただけたら嬉しいです 

 

 

お焼香に100円玉のお賽銭?

とある葬儀でのこと。地方から来られたご親戚が、お焼香台にそっと100円玉を置かれました。

 

ぼくは思わず、「え、これは何ですか?」と聞きました。

 

「え?葬儀屋さんなのに知らないの?」

「すみません。ぼくはじめて見て、びっくりしちゃいました」

「焼香銭って、このあたりはないの?」

 

焼香銭(しょうこうせん)とは、お焼香の際に100円や500円玉を供える風習だそうです 

 

その意味は、「三途の川の渡し賃」「ご遺族へのお供え」「僧侶へのお供え」「お香の代金」など諸説あり。

 

実際に、近畿地方の友人は「法事の時、焼香盆や経机の上に置かれた焼香銭をお坊さんが持って帰る」ということを教えてくれました。

 

関東育ちのぼくには新鮮で、とても感心したものです 

葬儀の地域風習。ところ変わればあんなしきたり、こんなならわし

納棺の時に豆腐を一気食い?

東京や神奈川の一部地域では、納棺の際に豆腐一丁を食べる風習があり、「食い別れ」などと呼ばれます 

 

白いものを口にして身を清める意味があり、北関東ではこれに清酒を加える場合も。

 

食べ方がまた独特で、喪主から順番に、参加者全員が豆腐を少しずつ食べていくのです。

 

こういう時って、みんな控えめに口をつけるので、最後の人にドンと豆腐が残る。「はい、ラストは全部お願いします!」と笑いが起きるのも、この儀式のあるあるです 

 

全員で同じものを食べることで「これから故人を清めて納める」という気持ちを一つにする。形はユニークでも、その根底にはしっかりとした意味があるんですよね。

 

 

葬儀当日に納骨しちゃう!?

「納骨は四十九日」と思い込んでいる方も多いですが、地域によっては葬儀当日に納骨まで済ませてしまう所があります 

 

もちろん、お墓が既にある家に限りますが、その場合は流れがこうなります。

 

葬儀告別式 → 火葬 → 初七日法要 → 納骨 → 精進落とし。

 

これ、朝から夕方までフルコースです。参加者も大変ですが、やり切った後の達成感(?)はなかなかのもの。

 

昔は土葬が当たり前で、埋葬をもって葬儀が完結していたため、その名残が今も残っているのでしょう 

 

現代では火葬が主流で、お墓を持たない人も増えているため、納骨は一周忌や三回忌に行うことも多くなっています。

 

 

火葬場の着火ボタンを押すのは自分?

火葬場によっては、火葬炉の着火ボタンを喪主が押すところもあります 

 

これが結構心の準備がいるもので、「自分の一押しが故人をあちらの世界へ送り出すんだ」と考えると、手が震える方もいます。

 

多くの火葬場では職員が押しますが、この儀式的な役目を喪主が担う地域では、「最後まで自分の手で送ってあげた」という思いが深く残ります 

 

 

 

他にもあるある!地域の葬儀ならではの風景

・お香典を、受付の人がその場で開けて金額を確認する

・先に火葬をして、その後葬儀・告別式をする

・お通夜の時、ご遺族に軽食のお供えをする(お淋し見舞い)

・長寿で亡くなったお葬式では小銭やお菓子が振る舞われる

 

などなど、「え?そんなことするの?」と思う方もいれば「え?そんなのあたり前だよね」と思う方もいるでしょう。

 

いずれにせよ、こうした葬儀の風習はその土地で代々続いてきた、「故人さまを大切に思うその気持ちを形に表した大切な作法」なんですね 

葬儀の地域風習。ところ変わればあんなしきたり、こんなならわし

郷に入ったら郷に従おう

葬儀は、宗教儀礼であると同時に、その土地の文化の集大成です 

 

自分の地域のやり方が全国共通だと思っていると、他所で驚くことになります。

 

逆に、自分には馴染みがなくても、その土地の人にとっては心のよりどころ。大切なのは「どうしてこの風習をするのだろう?」と意味を尋ね、理解しようとすること。

 

郷に入れば郷に従え。これは葬儀も例外ではありません。

 

その土地のやり方を尊重することが、故人やご遺族への最大の礼儀だと思います 

 

 

おわりに

葬儀には、儀式の形だけでなく、その土地ごとの想いと知恵が詰まっています。

 

びっくりするようなしきたりも、意味を知れば「それもなかなかいいものだなあ」と感じるはずです 

 

あなたの地域には、どんな独特な葬儀のならわしがありますか?

 

もしお聞かせいただければ、ぼくもきっとワクワクしながらお話を伺うと思います。 

 

相模原市で葬儀や地域風習のことでお困りの方は、どうぞ神奈川福祉葬祭へ。

 

あなたの地域ならではのお葬式を、全力でお手伝いします

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フリーダイヤル:0120-82-0333

 

葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭

代表取締役 鈴木 隆 

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