かなふくな日々ブログ

NEW 社長のブログ 2026.01.14

それ、関東では通じない⁉ 関西の仏壇屋さんと語り合った葬儀・供養のびっくりな違い

それ、関東では通じない⁉ 関西の仏壇屋さんと語り合った葬儀・供養のびっくりな違い

こんにちは。 好きな関西の食べ物は「たこ焼き」。

 

相模原市の葬儀社・神奈川福祉葬祭(葬儀のかなふく)の鈴木です 

 

さて、先日私の友人である関西の仏壇屋さんとじっくり話し込む機会がありました。

 

彼はもともと関東の葬儀社で働いていたことから、関東と関西のしきたりの違いについて、よく知っているんですね 

 

そんな彼と仕事や供養の話をしていると、出るわ出るわ……関東と関西のしきたりの違いに、「えーっ! そうですか⁉」と驚きの連続だったんです。

 

同じ日本、同じ仏教。それなのに西と東で、お葬式や供養のカタチはこれほどまでに変わるのか。

 

今日は、その仏壇屋さんの「せやから鈴木さん、それはな……」というコテコテの解説を交えながら、知っているようで知らない「東と西の文化の違い」についてお話しさせていただきます 

それ、関東では通じない⁉ 関西の仏壇屋さんと語り合った葬儀・供養のびっくりな違い

【通夜ぶるまい】お寿司と挨拶、どっちで送る?

まずは、お通夜のあとの「お食事」について 

 

関東(特に私たちの住む相模原周辺)では、「通夜ぶるまい」は当たり前の光景ですよね。

 

お焼香を終えた弔問客の皆様に、「どうぞ別室で一口でもお清めを……」とご案内し、お寿司や煮物、オードブルなどをつまんでいただく。

 

これが関東流の「おもてなし」であり、故人様を偲ぶ時間でもあります 

 

ところが、関西の友人はこう教えてくれました。 「それがね鈴木さん、 関西は基本、それ、ないんですわ」

 

聞けば、関西では、お焼香が終わるとみんな自席に戻る。そしてお通夜の式が終わると、喪主様が弔問客の皆様に挨拶をして、そのまま解散となるのが一般的。

 

遺族は「今日はお忙しい中、ありがとうございました」とお礼を言って、皆様を送り出すのだそうです 

 

じゃあ、食事はどうするのかというと、残ったご家族・ご親族だけでひっそりと召し上がるのだとか。

 

関東では「みんなで食べる」のが供養ですが、関西では「家族で寄り添う」意味合いが強いのかもしれませんね 

それ、関東では通じない⁉ 関西の仏壇屋さんと語り合った葬儀・供養のびっくりな違い

【収骨】全収骨と部分収骨の違い

これは有名ですね。火葬が終わったあとの「お骨拾い(収骨)」です 

 

私たち関東の人間にとって、お骨は「すべて拾うもの(全収骨)」が常識。足先から順に拾っていき、最後は頭のお骨で蓋をする。

 

骨壺の中は故人様のお身体すべてが収まった状態になります 

 

しかし、関西は違う。「主要なお骨だけ拾う(部分収骨)」というスタイルが主流なんです。

 

関西で拾われるのは、いわゆる「喉ぼとけ」を納める「本骨」と、それ以外の主要な部位を納める「胴骨」。それ以外のお骨は、なんと火葬場に残して帰るというのです。

 

そのため、骨壺のサイズも全然違う。

 

・関東の骨壺: 直径約21cm(7寸サイズ)

・関西の骨壺: 直径約9〜15cm(3〜5寸サイズ)

 

並べてみると、親子ほどの体格差があります。この「骨壺のサイズ問題」が、のちのち大変な事態を招くことになるんです……。

それ、関東では通じない⁉ 関西の仏壇屋さんと語り合った葬儀・供養のびっくりな違い

【埋葬の違い】関東のお骨は関西の墓に入らない⁉

この収骨量の違いは、そのまま「お墓」の設計に直結します 

 

関東のお墓は、あのでっかい7寸の骨壺をいくつも並べられるよう、納骨室(カロート)が広く、大きく設計されているのだそうです。

 

対して関西のお墓は、骨壺が小さいことを前提に作られているので、カロートがとってもコンパクト 

 

さらに驚くべきことに、地域によっては骨壺からお骨を取り出し、サラサラと直接お墓の底(土)へ埋葬することもあるのだとか 

 

ここで、関西の友人が頭を抱えながら教えてくれたエピソードがあります。

 

「鈴木さん、これ一番困るパターンなんですわ。関東から関西にお墓の引っ越し(改葬)をするとき、関東の大きな骨壺を持ってきても、関西のお墓には入口が狭くて入らへんのです!」

 

無理やり押し込むわけにもいかず、結局、お骨を細かく粉骨して小さくまとめ直したり、関西サイズの骨壺に入れ替えたりという作業が必要になるのだそう。

 

「引っ越し」を考えている方は、この「サイズの壁」をぜひ覚えておいてくださいね 

それ、関東では通じない⁉ 関西の仏壇屋さんと語り合った葬儀・供養のびっくりな違い

【巻線香】四十九日までの「香り」のスタンス

巻線香をご存じですか? グルグル巻きの、蚊取り線香のような形のお線香です 

 

お葬式までの間、巻線香を絶やさず焚き続ける光景、皆様も見たことがあるかと思います。

 

1枚で約12時間連続燃焼する便利アイテムです 

 

もともと巻線香は、冷房設備がなかった時代、ご遺体の匂いを防ぐため、そして場を清めて魔除けをするために使われてきました

 

ですので、関東では葬儀が終われば巻線香の役割も終わり、という考えが一般的です。

 

ところが関西では、なんと「四十九日の法要まで」巻線香を焚き続けるおうちが多いのだとか。

 

「故人様が極楽浄土へ辿り着くまで、しっかりとお線香の道を繋いでおくんですわ」

 

なんとも丁寧で温かい信仰心ですよね。ただ、彼は苦笑いしながらこうも言っていました。

 

「四十九日間ずっと焚き続けると、家の中の壁紙もお洋服も、全部お線香の匂いが染み付いて大変なんです」

 

まさに、修行のような四十九日間。それだけ故人様を大切に想う気持ちが強いということですね。

 

 

【逮夜参り】毎週お坊さんがやってくる!

最後は、四十九日までの過ごし方について。

 

関西では「逮夜(たいや)参り」という文化が今でも色濃く残っています 

 

これは、四十九日法要までの7日ごとのお参りのことを指します。

 

関東では、お葬式のあとの法要といえば、初七日(最近は葬儀当日に繰り上げが多い)が終わったら次は四十九日、という具合に、一気に飛んでしまうことがほとんどです。

 

しかし関西では、七日ごとに「二七日(ふたなのか)」「三七日(みなのか)」……と、毎週お坊様がご自宅へお参りに来られ、お経をあげてくださる地域が多いそうです。

 

「毎週お坊さんと顔を合わせるから、お寺さんとの距離がめっちゃ近いんです」

 

関東では薄れつつあるこの文化。毎週、家族で集まって故人様のために手を合わせる時間があるというのは、グリーフケア(心のケア)の観点からも、実はとても素晴らしいことなのではないでしょうか 

それ、関東では通じない⁉ 関西の仏壇屋さんと語り合った葬儀・供養のびっくりな違い

まとめ

通夜ぶるまいの賑やかさを大切にする関東と、四十九日までの供養を丁寧に行う関西。

 

それぞれ合理的な面と手厚い面があって、こうやって比較すると面白いですよね 

 

どちらが良い悪いではなく、そこには先祖代々受け継がれてきた「大切な人を送るための知恵」が詰まっているんですね。

 

関西の友人と話し終えて感じたのは、カタチは違えど「残された家族が、精一杯の想いを届けたい」という根っこの部分は全く同じだということです 

 

「せやけど、やっぱり7寸の骨壺はデカすぎますわ!」と最後まで笑っていた友人ですが、一方でこちらは「お骨の一部だけ持って帰って、あとは火葬場に引き取ってもらうのもドライな気がするなあ……」と思ってしまうものです 

 

とはいえ、彼のような熱い仏壇屋さんが関西の供養を支えているんだなと思うと、私も相模原で負けていられません。

 

葬儀や供養のことで、分からないことがあれば何でも聞いてくださいね。

 

かなふくは、日本全国の文化をリスペクトしながら、ここ相模原であなたにとって「ちょうどいいお別れ」を支え続けます 

 

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

 

葬儀に関するご質問やご相談は、遠慮なくお電話ください。 

【フリーダイヤル 0120-82-0333】

 

葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭

代表取締役  鈴木 隆 

日本一小さな葬儀屋さん

自由に選べる
6つの葬儀プラン