かなふくな日々ブログ

社長のブログ 2023.10.09

葬儀におけるお坊さんの役割を考える

葬儀におけるお坊さんの役割を考える

皆様こんにちは。仏教大好き  かなふく鈴木です 

 

菩提寺がないからお坊さんなしで葬儀をしよう 

 

そうお考えのあなた。それはとっても短絡的で、危険な落とし穴がいっぱいです 

 

今日は、葬儀におけるお坊さんの役割について考えてみたいと思います。

 

仏式のお葬式はなんと約9割!

 

平成28年7月に一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が行った「全互協 冠婚葬祭1万人アンケート」によると、1970年代から2011年以降まで、「仏式」で葬儀を行った割合が約9割とという高水準を維持しています。

 

戦後の日本もさまざまな形で社会が変化しつつあるものの、葬儀に仏教僧侶が不可欠だと感じる人は、いまも昔も変わらなく多い事を意味しています 

 

全互協のアンケートはこちらです⇓

https://www.zengokyo.or.jp/10000resalt/resa3/

 

少し乱暴な言い方になってしまいますが、お坊さんを呼ばないお葬式は言ってしまえばただの「遺体処理」になってしまうのではではないでしょうか 

 

お坊さん(宗教者)を呼ぶ事によって、はじめて儀式となりうるのではないかなあと、かなふく鈴木は考えます 

 

実際に、葬儀の時は無宗教で行う、あるいはお坊さんを呼ばずに直葬にするという方も少なくありません。

 

でも、火葬をした後に、やっぱり戒名を授かったり、法事をしてもらったり、あるいはお墓や納骨堂に納める時にお坊さんに供養してもらうという人も少なくないんです 

 

葬儀の時はお坊さんを不要と考えていても、故人さまの冥福を考えた時に、やっぱりお坊さんの力が求められるのでしょう。

 

 

葬儀におけるお坊さんの役割を考える

人間が持つ根源的な苦しみ「スピリチュアルペイン」

 

「スピリチュアルペイン」ということばを聞いたことはありますか

 

日本語に訳すと、「霊魂的苦痛」とでも訳せますでしょうか。。。

 

主に終末医療の現場などで用いられることばなのですが、WHO(世界保健機構)は、終末期患者の緩和ケアの際に「全人的な痛み」を緩和しなければとしています。

 

全人的な痛みとは、次の4つです。

 

〇身体的苦痛

「体中のあちこちが痛い、苦しい」

 

〇社会的苦痛

「ぼくが亡くなったら家族はどうなる? 収入は大丈夫?」

 

〇精神的苦痛

「不安、恐れ、いらいら、孤独感が苦しい」

 

〇霊魂的苦痛

「何のために生きているのだろうか。死んだらどうなるのだろうか」

 

「スピリチュアル」と聞くと、ぼくたちはついついオカルト的なものを想像しがちですが、これは、人間が持つ根源的な性質です。

 

そして、この部分を司るのが、宗教者の大事な役割だと思うのです 

 

人が生きる意味、死生観、死後の問題。こうした人間の人智をはるかに超える問題に取り組んできた先人たちの叡智が、宗教の教えとして積み上げられてきているのです 

 

 

葬儀におけるお坊さんの役割を考える

お坊さんが、この世とあの世をつなげてくれる

 

人間が本来持つ性質としてのスピリチュアル。そしてその部分における痛みや苦しみがスピリチュアルペイン

 

これをケアしてくれるのがお坊さんをはじめとする宗教者の役割です。

 

そしてその力は、お葬式でこそ遺憾なく発揮してくれます。

 

というのも、僕たち人間は、必ずこのように考えてしまう生き物だからです 

 

「人はどうして生まれて、死ぬのだろうか」

「亡くなったあの人はいまどこで何をしているのだろうか」

 

身近な家族を亡くした時にこそ、普段考えないこのような問いが、自分自身に突き付けられます。

 

そして、答えを出したくても簡単に出すことのできない問いに、迷い、苦しみます。

 

中には、死別が辛すぎて、まともな精神状態でいられない方もいます。亡き人の死を受け入れられず、苦しい思いをされている方もたくさんいるのです。

 

亡くなった人がどこに行くかなんて、誰にも分かりません。

 

それは、この地球上に生きている人すべてが、まだ死んだことがないからです 

 

でも、宗教は「きっと死後の世界は〇〇ではないか」「人は亡くなったら〇〇になるのではないか」「私たちは〇〇のために生きているんだ」という物語を携えています 

 

それが正しいのか間違っているのかなんて分かりません。

 

天国も地獄も、人間が作った物語ですから、ウソだと言えばウソかもしれません。

 

でも、そうした物語がある事で実際に人々が少しでも楽に、おだやかに生きていけるという側面もあるのです 

 

日本の仏教は、何百年という月日をかけて、死者供養を営み続けてきました。

 

その長い時間の中で、さまざまな人々の苦しみに寄り添ってきたはずです 

 

人生80年しか生きられない私たちの命を、何百年、何千年という伝統があたたかく受け入れてくれる。

 

これこそが、いまでも9割近くの人が仏式で葬儀を営む理由ではないのかなあと考えます 

 

 

菩提寺がないという方は、どうぞかなふく鈴木にお任せください。人としてすばらしく、安心してご紹介できるお坊さんとのご縁をおつなぎしますので、まずはお気軽にご相談下さいませ 

 

本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました 。

葬儀に関するご質問やご相談は遠慮なくお電話ください  

【フリーダイヤル 0120-82-0333】

葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭

代表取締役 鈴木隆   

 

PROFILE

神奈川県相模原市にある「日本一小さな葬儀屋さん|株式会社神奈川福祉葬祭(葬儀のかなふく)」の代表取締役社長。1971年東京都大田区生まれ。神奈川県相模原育ち。
小さい時から人になにかしてあげたがりで、喜んでもらえる顔を見るのが大好き。
◇趣味:読書
◇座右の銘:『我以外皆師』
◇好きな映画俳優:ブルース・リー 
◇特技:沖縄剛柔流空手初段
日本一小さな葬儀屋さん

自由に選べる
6つの葬儀プラン